「来たバスに乗れ!」で生きてきた人生はどうなる?(by miz_hiro)

とある高専専攻科OBの独り言。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

間違えたときこそ、分からなかったときこそ、全てはスタートする

 この記事は Kosen Advent Calender By Teachers の12月24日の記事です。
 さて、Kosen Advent Calender By Teachersということで、本来は教員の方が書くところに、
普通のサラリーマンの自分が書いているのも変な感じはしますが、実は専攻科時代にTA(ティー
チング・アシスタント)として、1年半講義・演習のサポートをしていました。そのとき、色々と
思ったことがあったので、筆を取ってみました。
しばしお付き合いくださると幸いです。どちらかといえば、現役生向けの内容だと思います。


0.自己紹介

 名前:みずひろ(@miz_hiro)

 経歴:2011年に北九州高専専攻科物質化学工学専攻を卒業して、
    今は化学メーカーの研究開発部門で働いています。
    いわゆる、化学系高専生でした。
    この後色々小難しい事言ってますが、言うほど勉強が出来たほうではないですし、
    まじめではなかったです。

 現在:ある化学メーカーの研究開発部門で働いています。普段はひたすら実験の毎日、
    時々雑用も入ってくるという感じでしょうか。
    残念ながら、具体的に何をやっているかはお話できないのですが、主に新しいモノを
    作ったり、その製造プロセスの研究がメインです。 

 TA歴:専攻科在学中の1年半:講義・演習のサポートをしていました。
    担当していたのは、本科1年生の「数学演習」と「基礎化学演習」。
    どちらも高校レベルの数学・化学の演習です。あと、2年生の演習や講義の
    補習のサポートも少しやっていました。



1.教える側自身として思ったこと;情けないけど、知識って使わんと忘れちゃうんですわ

「あれ?これ習ったはずだけどなぁ」
「あれ?これ習ったはずだけどなぁ」
「わかっているつもりだったのになぁ」

 特に、本科高学年以上のみなさん(僕ら社会人を含めて)、こういう風に思ったことは
ありませんか?今でも私はこの状況に陥ってしまうことがあります。そして、この状況に遭遇
することを意識するようになったのは、TAを始めた、この頃からでした。

低学年の科目は広く浅くやることが一般的ですが、その分、なぜそうなるのか?という
ところを深くまで触れません。あるいは、色んな近似を使って簡単に解けるようにしています。
ただ、教える側としては、なぜそうなるのか、ここで近似していいのは何故か、というところ
まで頭に入れておかないと、いざ訊かれても答えられないという事態になりかねません。

まぁ、昔やってるから覚えてるでしょと思ったら、意外と覚えていないものです。
知識は使わないと忘れてしまうもので、仕方なく予習に時間を費やすことになります。
ただ、そうすると、自ずと自分の頭の中を再整理できるというメリットがあると思います。
そして、知識があまり多くない1年生に教えるわけですから、出来るだけシンプルに教えようと
するので、余計な事が削がれて、ポイントを的確に教えられるようになるというわけです
(実際はなかなかポイントだけを的確にというのは難しかったです、努力不足もあったと思います)。

つまり、人に教えることで、自分の理解も深まると思います。自分の知識を再整理する意味でも、
チャンスがあるなら、上級生は挑戦してはどうでしょう?


2.教える側として学生に接して思ったこと;道具も大事だけど使い方も大事だよ

 約40人強の学生に対して、教員とTA、計4人で対応していました。特に教える相手は決まっていなか
ったので、ほぼ全ての学生を見ていました。そうすると、色々なタイプが出てきます。周りで教えあ
ったり、教えあっているうちに別の話で盛り上がっちゃったり、黙々と取り組んだり、全く手がでな
かったり。。。

 もちろん、別の話で盛り上がっちゃうのは良くないですが、一番気になるのは、全く手は止まって
いて、周りにも全然質問せずに(出来ずに?)、ストップしちゃっている子です。

 なぜ止まっているのか?大抵の場合は、何をしていいのかわからない、というケースです。
公式を使った簡単な問題、あるいは、例題と数値を入れ替えた程度の問題はできるけど、少し捻られ
てしまうと途端にわからなくなってしまう。

それは結局、公式とか例題という「解き方」を覚えているだけだからじゃないか、本当に必要なのは、
「考え方」だと思います。「何か求めるときに、どうしたら求める事ができるのか?」、その「どう
したら」というのが、問題を解く考え方(道具の使い方)であり、答えを求めるための道筋を作って
いくことだと思います。それが出来て、初めて公式や例題の解き方(道具そのもの)が当てはめられる。
道具を持っていても使い方が分からなければ使えないように、手が止まっていた学生は、公式とかは
わかるけれど、色んな要素が複合すると、どうやって式を使えばいいか分からなったと思います。

 そういう子たちには、いきなりやり方を教えたりはせずに、どうやったら解けるのかを一緒に考えて
いくようにしていました。それで成績が上がったかどうかは定かではないですが、少しでも理解の助け
になってくれればいいなと思います。

 正直、その場しのぎだけなら、丸覚えした方が早いかもしれません。でも、どうせやるならずっと
使えるようなモノにしたくないですか?公式を覚えるだけじゃなくて、どうやって答えを導くかを考え
ると、また違う世界が見えるかもしれないですよ。


3.社会人になってから;少しずつ、少しずつ、

 専攻科を修了して、化学メーカーに入社した私は、研究開発部門に配属されました。もう2年目も終
わる時期ですが、色々失敗してきました。今も失敗は色々とあります。でも、その度に少しずつ、本当
に少しずつだけど、何が違うのか?とかどこを変えればいいのか?なんかを考えながら、そして、周り
の方々に助けられながら、なんとか仕事してきています。そこには、間違いを指摘してくれる人、色々
教えてくれたり、意見を言ってくれる人がいます。みんな言葉の優しさ、厳しさはあれど、助けてもら
っています。

 私の上司は、色んな事を教えてくれるたび、こう話してくれます。
「なぜそうなるのか?どういう考え方で装置や設備が作られているか、それをきちんと理解するんだよ、
人に教えられるくらいに」

 この言葉で、自分がTAとして教えていた考え方は間違っていないと確信できました。もし、TAをやっ
ていなかったら、ここまで意識することも無かったでしょう。


4.終わりに

 私が思うのは、学生時代はもっと、分からないものは分からないと言っていいんじゃない? 
失敗してもいいんじゃない?と思います。それも低学年ほど。

 そして、言う事が大事です。なぜなら、分からないということを言わないと、なかなか気づ
いてくれる人は現れないでしょう。授業一つとっても、TAがたくさんいるような授業であれば、
黙っていても、手が止まっている学生を見かけたら、声を掛けてもらえると思いますが、
普段の授業はなかなか難しいと思います。

 だからこそ、分からないと思ったら、友達でも先輩でも先生でもいい、とにかく「ここを教えてほし
い」と一言声をかけてみましょう!そうやって、一歩前に進む事で、分からなかった事が分かるかもし
れない、壁を破るきっかけになるかもしれないのです!

 逆に、もし「教えてほしい」と頼まれたら、快く引き受けてあげてください。教えていると、「自分
もここはよくわからんぞ?」、あるいは、「おぼろげだったけど、ここはこういうことだったんだ!」
という新しい発見が出来ると思います。

 最後に、授業とか誰かの話を聞いたとき、何も分からなかったということは、まずありません。なぜ
なら、中身を何一つ理解できなかったとしても、「その内容が「わからない」ということが、わかった
」のだから。

 一歩ずつ、一歩ずつ、ゆっくりでいいから、前に踏み出してみましょう。
 そこからが本当のスタートだから。




☆編集後記
 まず、先生方を差し置いてこんなえらそうなことをいってすみません><
 自分自身、この考え方というもの、なかなか実践出来てない部分も多く、
 自分への戒めもこめて書きました。
 実は、今回書いた内容のたたき台は、専攻科修了前に、学科に出したTAの感想文でした。
 今思うとかなり偉そうなことを書いていて、顔から火がでましたが、当時はそれだけまじめに
 考えていたのだなと思います。
 これをよむ事で少しでも一歩踏み出すきっかけにつながれば、とてもいいなと思います。

 お付き合いいただきまして、どうもありがとうございました!
スポンサーサイト
  1. 2012/12/24(月) 14:38:58|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
| ホーム | 京都音博にいってきた!>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://mizhiro.blog98.fc2.com/tb.php/25-efb7bd6c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。